婦人科 ピル外来

低容量ピルは、ホルモンバランスを継続的に整え、避妊以外にも多くの良い効果を発揮します。

目次
避妊法の種類 避妊方法の種類とピルに関してのQ&Aです。
ピルのメリット ピルを使うとこんなことにも良い面があります。
ピルのデメリット 念のために知っておいていただきたい副作用の話しです。
モーニングアフターピル 緊急避妊法といわれるものについてです。
ピル服用の注意事項  
避妊以外の使用  
ピルを内服できない方  

避妊法の種類

  • コンドーム
  • ピル
  • 殺精子剤(錠剤、フィルム、ゼリー)
  • 子宮内避妊具(IUD,リング)
  • 膣外射精
  • オギノ式(基礎体温による)

上記の中で、当院おすすめの避妊法は低用量ピルですが、日本ではまだ低用量ピルがメジャーな避妊法になっておりません。
日本でのピル使用率は1.9%
ドイツ 58.60% フランス 35.60%

日本ではピルに対して正しい知識が浸透しておらず、まだまだ他の国に遅れをとっています。
最近は産婦人科医の努力によって徐々にピルの正しい知識が浸透し、ピルの使用率も増加傾向にあります。

ここではQ&A方式で最近のピルについてご説明します。

Q:ホルモン剤なので副作用が強い?
A:昔のピルに比べて格段に副作用が減りました。

Q:太るの?
A:昔のピルは太りましたが、現在のピルはほとんど太りません。

Q:どこで買うの?
A:現在日本では医師の処方箋が必要です。(産婦人科等で)。

Q:値段はいくらくらい?
A:3000円/月

Q:成分は何?
A:女性ホルモンなので、ほとんど害はありません。

Q:ずっとつかえるの?
A:閉経するまで使えます。(50歳位まで)

Q:将来、妊娠しにくくなる?
A:ピルを中止すれば次の月より妊娠が可能となります。
(※ピルは子宮内膜症の治療薬ですので、子宮内膜症の人は逆に妊娠しやすくなる可能性があります。)

Q:どうして妊娠しないの?
A:ピル(女性ホルモン)を内服すると、脳の下垂体が排卵していると勘違いして、排卵の指令をしないので排卵が起こりません。
結果的に少量のピル(女性ホルモン)を内服することによって、内因性の女性ホルモン(自分の体がつくりだす女性ホルモン)が減少するので、月経血が減り、生理痛を軽減いたします。

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ピルのメリット

  • 女性側の意志で避妊ができる(コンドームをしてくれない男性もいます。)
  • 避妊率が最も高い。
  • 生理痛に非常に効果があります。(鎮痛剤の減量が可能となります。)
  • ニキビにも効果があります。
  • 生理不順の人でも28日周期で生理が来るようになります。
  • 以下の病気の予防
      ・子宮内膜症の進行抑制、症状軽快
      ・生理痛の軽減
      ・過多月経の減少
      ・貧血の改善
      ・子宮外妊娠
      ・子宮体癌の予防
      ・卵巣癌の予防
      ・大腸癌の減少
      ・関節リウマチの減少

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ピルのデメリット

  • はきけ、頭痛、むくみの症状が10%ぐらいの方にでますが、内服後1ヶ月~3ヶ月でほとんどの方は消失いたします。
  • 血栓症(血液の固まりが血管を詰まらせてしまう病気)の可能性
    ピルを服用すると血栓症になりやすいといわれます。ですがその可能性は、やはり血栓症になる率が高いという妊婦さんより数百倍低い確率です。妊婦さんで血栓症になった方がまわりにほとんどいないことで実感できると思います。ただし、血栓は喫煙している人にできやすいので、35歳以上で1日16本以上喫煙する人にはお勧めできません。
  • 乳癌の危険性
    以前はピル内服によって乳癌の発症率が上がるとされていましたが、最新のガイドラインでは乳癌の発症の危険率が上がるという相関性はないとされています。
    (ただし乳癌の方がピルを内服することをさけなければなりませんので、年に1回は乳癌検診を受けることを推奨致します。)
    (最近はピルの内服していない人でも、20歳を過ぎたら乳癌検診を受けることを推奨しています。)
  • 費用 3,000円/月がかかります

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モーニングアフターピル(緊急避妊法)

Q:モーニングアフターピル(緊急避妊ピル)って何?

A:“コンドームが破れてしまった、抜けてしまった、レイプされて妊娠が心配”そんな時、望まない妊娠を避けるために用いる薬です。
ピルを内服することによって着床を防ぎます。70~80%以上の避妊効果があります。

(緊急避妊法は緊急時のみ行い、緊急時以外の避妊は、より避妊効果が高く副作用の少ない低用量ピルを御薦め致します。)

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ピル服用の注意事項

  • ピルは性感染症(クラミジア、淋病、梅毒、HIV等)を予防できません。
    これらの感染防止にはコンドームを使用することが大切です。
  • 激しい下痢、または嘔吐によりピルの成分が体に十分吸収されず、妊娠することがあるので他の方法(コンドーム)の併用で避妊をする。
  • 他の薬を服用する場合には、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 服用忘れがあり、月経が来ないときは、妊娠の可能性もありますので、ただちに医師の診察を受けてください。
  • 安全に服用するために子宮癌検診、血液検査、乳癌検診を1年に1回は受ける事をおすすめします。

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避妊以外の使用

最近は避妊以外でピルを内服する人が増えてきました。

  • ひどい生理痛の方(市販の痛み止めでも効果がなかった人でも効果ああります。)
  • 生理不順の方(28日周期で生理がきます)
  • 生理の多い方(生理の量が約1/3程度になるので、ナプキン使用量の減少し、貧血改善します。)
  • 生理前のニキビの改善目的
  • 排卵痛(排卵時腹痛のある方)のある方

このような方々も当院に是非ご相談ください。

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ピルを内服できない方

次の項目に当てはまる方は、基本的にピルを内服することができません。

  • 乳癌、子宮体癌・頸癌・筋腫 または疑いがある方
  • 血栓性静脈炎、肺塞栓、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既住のある方
  • 35歳以上で1日15本以上の喫煙者
  • 前兆を伴う片頭痛患者
  • 高血圧症、心筋梗塞の既往または疑いのある患者、心房細動を合併する心臓弁膜症の患者
  • 糖尿病、高脂血症の方
  • 抗リン脂質抗体症候群の患者
  • 手術前4週以内、術後2週間以内、産後4週間以内および長期間安静状態の患者
  • 肝機能障害のある方
  • 妊娠(または、その可能性)、授乳中の女性
  • 肝腫瘍のある患者

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